こころの健康 | こころの健康について多分野からご紹介!

ホーム > こころの健康 > スポーツ感覚で生活を豊かに-5 21世紀を読み解く

女性の活躍とスポーツから読み解く今世紀

スポーツ感覚で生活を豊かに-5 21世紀を読み解く

今世紀も始まって時間が経ち、21世紀という時代の雰囲気が明確になってきました。
私は今世紀の特徴を最も現わしているのは女性達とスポーツだと思います。
今日は、そんな時代の背景を考え、21世紀という時代を読み取ってみましょう。

女性について

life_05-01私はファッションショーを見たり、街や電車のなかなど、いろんなシチュエーションで女性を見るのが好きです。女性が美しくかっこよく元気にしていると自分も元気をもらえます。特に今世紀になって女性が生き生きしているように思います。
何故でしょう。

歴史を振り返ってみると、平安時代や江戸時代など平和が続くと芸術の分野などで、女性が活躍するように思います。
20世紀は悲惨な戦争の時代でしたが、そこでは男達は武力をもって、世界規模で覇権をねらい戦いました。20世紀は男性の時代だったかもしれません。女性はむしろ子育てに見られるように、日々流れに沿って状況に応じて柔軟に生きてきたように思います。

21世紀は今も局地的に相変わらず戦争はあるものの、全世界を巻き込んだ、武力による戦争というのは消滅したと思います。核兵器という、使用したら確実に地球が破滅に陥る最終兵器の出現で「地球は守らなければいけない」という暗黙の了解ができたのです。
楽観的すぎますか。

いびつながらも平和は続き、女性の時代になったと思います。そこでは女性の物事の進め方が新しいパラダイムが構築していくことでしょう。
このところいろんな女性が主体の集いに参加すると、気持ちに対する忍耐強いやりとりには女性特有のパワーを感じます。子育てなど女性の性的役割をとおしても、聞き続けて気持ちを伝えわかろうとする女性の情熱が時代を作っていくと思います。

スポーツについて

life_05-0221世紀の特徴はもう一つ、スポーツです。
スポーツそのものは、打つ、投げる、走るなどと相変わらず肉体機能の競い合いであっても、プレイする個人と、それを観戦するオーディエンスのありかたは大きく変わっています。
プレイすることに関しては、市民レベルのスポーツの普及は寝たきり老人を無くすためにも貢献していますし、国家間の争いが、スポーツが武力に変わる代理戦争の役割を果たし世界平和に貢献しているようにも思えます。

国際試合では、国全体で自国チームの活躍に一喜一憂すれば国民のガス抜きになる、という見方もあります。しかし勝負ですから勝つときもあれば負けるときもあります。大事なのは、戦いの後はノーサイド、敗北を味わうことで勝者にエールを送り、敗者には戦いへの賛美を送ります。オーディエンスにフェアな精神が涵養されることは民意の向上に大きく役立っています。
「競う」という、動物である人間が持っている本能を、戦争でなくスポーツで置き換えて、平和な世界が続くことを祈ります。

ボーダーレスの伸展

life_05-03ボーダーレスは21世紀の大きな特徴です。1989年のベルリンの壁崩壊に始まる限りなしその波は、インターネットによって更に促進されました。昨今の中東の波に、フェースブックが大きな貢献をしたことは記憶に新しいことです。
結果的に、個人が自分の意見をネットで簡単に公開できるネット上での仕組みが進化すると共に、一つ一つ壁が無くなりボーダーレスが伸展していきます。国家という囲いの意味が大きく変化しています。
民族問題など地域に根ざす問題がネットでも議論されると、国家の指導者だけで語られていた問題に、個人の意見がいろんな形で反映されます。

このことは、民族や地域性に根ざした文化のあり方も変容させています。クラッシック音楽の世界では、欧州の各国の地域性に根ざした音色や旋律があります。それはそれで今もありながらも、世界中でそれらが鑑賞され語られることで地域性が少しずつ崩れていきます。世界レベルで多くの人が感動することでまた壁が無くなります。ボーダーレスが伸展します。

バイオリンやピアノなどの演奏者の登竜門も、一極化し、全世界でNo.1を競うようになりその傾向が強まっています。一部の地域で喜ばれるものから、同じものでも世界の人々が喜び楽しめるものにふくらんでいます。技量や音楽性の観点からの評価も世界基準ができあがります。演奏が画一的になってきている、という寂しい面もありますが。

様々なカテゴリーにおいて20世紀から雰囲気が大きく変容しています。今後どのようになっていき、そこからなにが生まれるか楽しみですね。
明日は、いえいえ、今席を立って扉を開ければそこに何か新しい変化に出会える、そんな予感に満ちた21世紀です。

(2012/02/15 萩原)

萩原光男
ライター情報:萩原 光男
JVCケンウッド㈱在職中は、ハイエンドからカーオーディオ・玩具までの音づくりに携わる。企画構想から国内外の市場訴求雑誌まで幅広く関わった。音質マイスターとして、バンダイ社の音楽玩具リトルジャマーの音チューニングも担当するなど、「よい音を諦めているジャンルに良い音」を目指して活躍。趣味は、音楽を聴くこと、ギターを演奏すること、自然や環境の中にもよい音を見つけること。現在は、中小企業診断士、産業カウンセラーとして活躍中。